箱根町立箱根中学校

【今日の献立】
中華丼　　牛乳　　わかめと卵のスープ　　ストロベリーゼリー

今月は食育月間です。
「食育」とは、正しい食の知識や食事を選択する力を養い、栄養を通じて健やかな心身と豊かな人間性を育み、いきいきと暮らしていくことを支援する教育です。
学校給食は、「生きた教材」です。給食では、季節の食材を使った献立・地場産物を使った献立・郷土料理や外国料理などいろいろなものを献立に取り入れて、その食材やメニューの紹介などをしています。学校の食育コーナーも活用し、食に関するものを掲示もしたりしています。子どもたちに食べながら、食の知識や、関心をもってもらい、「生きる力」を身につけてもらいたいです。
中華丼は、「中華」という言葉が使われていますが日本発祥のメニューです。中国ではほとんど食べられてなく、日本でも厳格な本格派の中華料理店ではメニューになかったりするようです。
中華丼は、広東料理の「八宝菜」を白いご飯の上にのせたものです。昭和初期関東にある中国料理店でできたメニューと言われています。スタッフがまかないとして作った丼料理であるとか、八宝菜を注文した客が「ご飯の上にかけてほしい」と要望したためなど、誕生の経緯は諸説あります。発祥の店も東京の中華料理店、横浜の中華街の１軒などの説がありはっきりとはしていないようです。昭和初期に東京を中心に丼料理がブームとなっており、それが中華丼の発祥や普及につながったとも考えられています。
（栄養士）